幸せごはんのJazzかげん 料理、JAZZ、アンティーク、時々暮らしまわりのこと

10年の眠りから醒めて

今は待たなくても何でも手に入る時代です。
私達はその便利さと引き換えに、待つという愉しみを忘れているのかも知れません。
長い時が与えてくれる豊潤な香りや馥郁とした味わい、それは秘め事のように魅力的なものです。


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梅仕事の季節になりました。
今年の青梅を取りにきたお嫁ちゃんが、大切に抱えてきてくれたもの。
10年前の梅酒が棚の奥から出てきたそうです。
サントリーローヤルの15年物で仕込んだ梅酒、何て綺麗な琥珀色なのでしょう。
お酒が仕込まれた年から換算すると25年、産まれた赤ちゃんが大学を卒業して社会人になっている年齢です。
鼻腔の奥に広がる香りとまろやかな飲み口、絶品です。


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我が家の物置から出てきました。
昔海外旅行のお土産といえばウィスキーやブランデーが定番でした。
自分で買うことは殆どありませんでしたが、頂き物のお酒が他にも数本。
今年はこれで梅酒を漬けてもらおうかな…
(我が家の梅仕事はお嫁ちゃん担当なのです)



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もう一つ息子夫婦が持ってきてくれたもの。
知人の畑で収穫された瑞々しいトマトです。
今年初めてのトマトソースを仕込みました。


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出来上がったトマトソースは息子たちが半分持って帰り、我が家にも2本取り置きました。
これから夏になり路地物のトマトが安く出回るようになると、たっぷりのソース作りが始まります。

皆さんも作られているでしょうから、レシピをご紹介するまでもないのですが…





今日の一曲は
『As Time Goes By』

「時の過ぎ行くままに」という邦題が一般的でしたが、最近は誤訳だということで「時が過ぎても」と訳されることが多いようです。
たくさんのアーティストがカバーしていますが、今日はロン・カーターでどうぞ。

Commented by africaj at 2017-06-11 14:36
うふふ、素敵な家族関係、嫁姑関係、優し時間が流れてますね。
お嫁さんも幸せですね。
色々なことをtanaさんから教われて楽しそうっ。
時間が作るまろやかさは、どんなに科学が進歩してもやっぱり同じ味にできませんね。
美味しそう!
Commented by nayacafe-2950 at 2017-06-11 20:36
わぁ~、実はワタシ、4年程前梅ジュースを作った時「ブランデー梅酒」なる物も教えて貰って作りました。
ところが、だぁれも飲んでくれなくて(ワタシはお酒飲めないのです・・・)夫は焼酎か辛口日本酒、息子はビール・・・と云う訳で、そのまま奥の方に追いやられています。
もうダメかな・・・!!と思っていたのですが。
チョット出してみよう~~っと!(笑)何かに使えるでしょうか???
Commented by tanat6 at 2017-06-12 00:30
africaさん
>時間が作るまろやかさ…
料理も子育てもきっとそうなんですよね。
でもなかなか待てないtanaです。
なちゃなんて長すぎる時間を生きてきているんですもんね、凄い!
Commented by Mchappykun2 at 2017-06-12 00:36
梅酒も時を経ると本当に美味しくなりますね。時間というものが与えてくれる不思議なまろやかさです。昔実家にはそういう長年の時を経た梅酒というのがありました。それは毎年つけているから出てくるのだと気づき、今年は私も作りました。現在、我が家には、2014、2015、2017年がありますが、いつまで飲まずに保てるか。。。
Commented by tanat6 at 2017-06-12 00:37
nayacafeさん
4年物の梅酒なんて、プレミアムものではないですか~
飲まれないなんてもったいない(笑)

炭酸で薄めて飲むとか、ゼリーにするとか、青魚や鶏肉を炊く時に入れるとか…
でも本当はそのままロックとか水割りで飲むのが一番なんですけれどね。
お好きな方には垂涎ものだと思いますよ~
Commented by tanat6 at 2017-06-12 00:45
Mchappykunさん
ほんとうに、時を経ると角がとれてまったりとしてくるんですよね。
そうそう、実家の納屋には漬物だとか梅酒だとか何年も経ったものがありました。
仰るように、毎年漬けているからなのですね。

2014年もの、そろそろ熟成されて美味しくなっているかもしれませんね。
Commented by kei-kana38 at 2017-06-12 05:48
おはようございます。
今の時代、日頃から待つが減っているように感じます。
時間に追われている毎日だからでしょうか。
10年の時間が作った梅酒。
飲んでみたいですね。

今年こそ、tanaさんレシピのトマトソースを作ってみます。
柔らかくなったトマトを見つけたら、是非!
Commented by tanat6 at 2017-06-12 15:42
kei-kanaさん
本当に今は食材でも1年中何でもありますものね。
私もなかなかゆっくりと時を待てない毎日です。

トマトソース、クズトマトで十分美味しいですのでお試しください。
甘めがお好きでしたらフルーツトマトを2~3個入れられるといいかも知れません。
私もトマトが酸っぱめのものだとそうしています。
Commented by yasushi-shi at 2017-06-16 19:54
先日は心のこもったメールをありがとうございました。「日にち薬」きいています。時間てすごいですね。ローヤルの15年ものに10年漬かっていたいた梅。どんなに技術が発展しても時間以外にできない仕事がその中には詰まっているのですもの。惜しげなく、淡々と流れる時間と限りある生命にちょこっと思いを囚われます。それでも生きているのは嬉しいです。赤いトマトソースは歓喜の色に見えます。
Commented by tanat6 at 2017-06-17 07:45
yasushiさん
少しは落ち着かれましたでしょうか…
時間の流れって本当に不思議なものです。
長い人生の中では二度と笑うことはないかもしれない…というアクシデントに見舞われることもありますが、時間が癒してくれるのですよね。
限りあるからこそ、愛おしく大切なものなのだと思います。

美味しいものを召し上がって、少しずつ日常を取り戻されますようにお祈りしております。
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by tanat6 | 2017-06-11 12:29 | 料理 | Comments(10)