「悠然いしおか」で優しい秋の味

心も身体も少し疲れているなと感じる時は、清水のような味、澄んだ秋風の香りのような料理が食べたくなる。
「栗、仕込んでますよ~」という「悠然いしおか」の店主の言葉に誘われて4人で来訪。
息子夫婦と息子たちとも仲良しの年上の友達のNさんを誘って…。
お料理プロ級のNさんも、こちらの店主とお料理の大ファンです。
(以前のNさんのお料理はこちら→☆


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先付け
渡り蟹・そうめん瓜・はす芋・蓮根・つる紫 土佐酢ジュレかけ


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椀物
地海老の真丈・長茄子・四角豆


真丈のほっこりとして滑らかで、それでいてぷりぷりの舌触り、さすがです。


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お造り
烏賊・海苔の佃煮


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お造り
蛸 ポン酢ジュレかけ


見た目は生っぽいのですが、隠し包丁も入っていないのに溶けるような柔かさ。
蛸の柔らか煮は好きではないのですが、これは全くの別物、shinさんの思考錯誤の賜物です。


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小鯛笹漬け


塩も笹も昆布も何かの味が突出することのない優しさ。
こんな締め方どうしたらできるのでしょう。


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神雷


ここでビールから日本酒に。
広島県神石の三和酒造、秋あがり山廃純米酒を冷やで。


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シャッシャッというこきみのいい包丁捌きで骨切りされた鱧は

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炭火でさっと炙り焼き物に。
器は幕末の花縁、色といい姿といいお持ち帰りしたいほどの素敵さ。


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お椀の中身は


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蒸し物
甘鯛・栗 山葵添え


「栗、仕込んでますよ~」の栗は、いい意味での想像を裏切られる見事さでした。
甘鯛の擦り身と涼しい場所で寝かせた栗をすり潰したものが合わさり、ほわほわの滑らかさです。


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焼き物
鱸若狭焼き・衣かつぎ・ししとう炒め煮・コリンキー揚げ浸し・茗荷きんぴら


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変り鉢
玉蜀黍餅


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カマスご飯・五色薬味


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いつも感心するのですが、こちらの魚ご飯は小骨一本紛れ込んでいることはないのです。
当然といえば当然なのですが、この当然ができないお店も多々あるのです。


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甘味
梨・シャインマスカット・緑茶のゼリー



いつもながらの丁寧な仕込みは、素材を何よりも大切に真摯に向き会っていらっしゃるからこそ。
辛口のNさんも絶賛でした。
ご一緒してくださってありがとうございました。



今日の一曲は
『You´ve got a Friend』

邦題は「君の友達」
エラフィッツ・ジェラルドでどうぞ。







# by tanat6 | 2016-09-27 14:04 | 外ごはん | Trackback | Comments(2)

ちょっと不思議な野菜

毎日の食事のメインは魚か肉ですが、量や種類を多く採るのはお野菜です。
我が家でも夕食は、野菜料理を必ず3~4品作ります。
教室でも数種類の野菜料理を加えますので、安全で美味しい野菜を探すことは不可欠です。

幸い低農薬、有機にこだわって野菜作りをされている方から野菜を仕入れることができ、とても感謝をしています。

今日はちょっと変ったお野菜の紹介。


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最近UFOズッキーニというのも見かけるようになりましたが、これはしし唐。


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形をそのまま生かして焼き浸しに。


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これは、丘わかめ。


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少しぬめりがあり辛子酢味噌でいただきましたが、和えるとほんとうに若布のような姿です。


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こちらは丘ひじき(茹でたあとの状態ですが、生は濃い緑色)
丘ひじきはぬめりはなく、和え物や椀物に使います。


農家の方も従来の品種以外に、イタリアンやフレンチに合うような野菜作りにも取り組まれていらっしゃいます。
「こういう野菜を作って欲しいという希望がありましたら検討させていただきます」
と仰ってくださり頼もしい限りです。
食べ方の工夫をしながら、大切にいただきたいと思います。



今日の一曲は
『Misterioso』

セロニアス・モンクでどうぞ。
ジャケットもモンク特有の外したような演奏もミステリアス。


# by tanat6 | 2016-09-26 10:28 | 料理 | Trackback | Comments(2)

9月の料理教室

今日は久しぶりの綺麗な青空です。
昨日も曇りがちではありましたが、晴れている時間も多く気持ちの良い秋の教室の始まりでした。
8月はフリーレッスンのみでしたから、定期教室の皆さんとは7月以来の顔合わせとなりました。


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9月の教室のメニュー
「秋刀魚」

秋刀魚の身とワタのなめろう、巣籠り仕立て

秋刀魚の刺身、茗荷の土佐酢ジュレかけ

秋刀魚のハーブパン粉焼き

玉蜀黍のすり流し

玉蜀黍と椎茸の佃煮のまぜ寿司

鮪の刺身
(皮付きの美味しい鮪がありましたのでサプライズ)


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生徒さんが旅行のお土産や手作りのお菓子をお持ちくださり、楽しい食後のコーヒータイムとなりました。


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そろそろ大好きな萩の漆器の登場です。
料理の詳しいレシピは、もうしばらくお待ちくださいね。



今日の一曲は
『My Blue Heaven』

邦題は「私の青空」
日本ではエノケンの和製ジャズとしてお馴染み。
ノラ・ジョーンズでどうぞ。



# by tanat6 | 2016-09-24 09:31 | 料理教室 | Trackback | Comments(6)

あと一品とお知らせ

我が家の日常の食事は8割がお魚料理なのですが、それだけでは何となく足りないという時もあります。
そんな時の何でもないあと一品。


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牛のスジ炊き


味噌やタレで煮込むスジ炊きも美味しいのですが、我が家は薄味で煮込んだものにポン酢をかけて。
涼しくなると何故か食べたくなるスジ炊きです。

①スジは一度茹でてアクをひいておく。
②昆布出汁に下処理をした蒟蒻、大根、①を入れてスジが柔かくなるまで煮込む。
③100gのスジに小匙1の薄口醤油、味醂を入れて軽い下味をつける。
④器に盛り葱の小口切りをたっぷりと添えポン酢をかける。



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砂ずりの佃煮



下処理をした鶏の砂ずりを生姜、酒、醤油、味醂で煮込み、針生姜を添えます。
コリコリとした食感が美味しい箸休め。



今日の一曲はお休み。


お知らせ

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10月18日から「悠然いしおか」で楽しみなイベントが催されますので
リンクさせていただきます。

「悠然いしおか」の店主と新しく窯を構えられる陶芸家のコラボ。
どんな素敵な世界を見せてくださるのでしょう。

詳しくはこちら 
→☆


# by tanat6 | 2016-09-19 13:30 | 料理 | Trackback | Comments(12)

ワタ(肝)が美味しい

好き嫌いがはっきりと分かれる内臓系のもの。
特にワタ(肝)はひと口でもパスと言われるかたもありますが、好きな人にはたまらない美味しさです。
それだけでお酒が飲めるという人もいます。
私もその一人なのですが、教室では少し食べやすいようにアレンジしたものもご紹介します。


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秋刀魚のワタと身のなめろう・巣籠り仕立て


これはちょっと意外なものが入っています。
種明かしは後日、今月の教室が終わるまでお待ちくださいね。


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生とり貝の肝炊き


生とり貝の身はお刺身に、ヒモと貝柱は肝と一緒に醤油、味醂、酒で炊き、青柚子の擦り下ろしを振ります。


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秋刀魚の刺身・茗荷酢かけ


これも青魚があまり得意でない方のために、秋刀魚のお刺身も少し食べやすく工夫してみました。
詳しいレシピは後日…。



暑い夏の間はお休みをいただいていたtanaの教室も、また今月から秋の食材を用意して生徒さんをお待ちします。
たくさんの夏の思い出を抱えて、山の麓の小さな教室で皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。



中秋の名月は過ぎましたが、今日の一曲はやはりこれ
『Fly me to the Moon』

ナッキンコールやシナトラのバージョンもありますが、個人的には女性ヴォーカルで聞きたい曲。
ジュリー・ロンドンでどうぞ。


# by tanat6 | 2016-09-17 11:13 | 料理 | Trackback | Comments(8)